『十角館の殺人』や『時計館の殺人』で江南孝明を演じ、2026年にはドラマ『君は夏のなか』で杢代和人さんとW主演を務めている俳優・奥智哉さん。
2004年7月18日生まれの神奈川県出身で、10代のころから『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』『仮面ライダーリバイス』などに出演してきました。
- 小学生のころは兄とともに空手に取り組み、運動に親しんでいた。
- 小学校6年生の終わりごろ、父から将来の夢を聞かれた際に俳優への興味を口にし、父が現在の事務所へ履歴書を送ったことが芸能界入りのきっかけになった。
- 現在の道につながる原点:紹介・推薦
現在は主演を任される作品も増えていますが、芸能界へ進む最初のきっかけは、小学6年生のときに父親と交わした何気ない会話でした。
しかも事務所に入ってすぐ俳優の仕事へ夢中になったわけではなく、中学1年生ごろにはまだ芝居の面白さを十分につかめていなかったと本人が明かしています。
その前には、恐竜や生き物に夢中になり、母親の影響で本を読み、4歳上の兄を追って空手を始めた小学生時代がありました。
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奥智哉の生い立ちと家族|生き物と本が好きだった小学生時代
奥智哉さんは2004年7月18日、神奈川県生まれです。
所属事務所のアミューズが公表しているプロフィールにも神奈川県出身とありますが、出生した市町村や実家の具体的な場所までは公表されていません。
子どものころの話をたどると、俳優という現在の仕事より先に出てくるのが、生き物、本、空手といった興味でした。
恐竜の歯や化石まで集めた生き物好きの子ども時代
物心がついたころから生き物が好きで、図鑑を眺めるのが好きな子どもでした。
最初に夢中になったのは恐竜です。
恐竜のフィギュアを集めるだけでなく、部屋には恐竜の歯やアンモナイトの化石まで飾っていたといいます。
「スタートは恐竜でした。」
ダ・ヴィンチWeb
映画『ジュラシック・パーク』も好きになり、生き物への興味は高校生になってからも続いていました。
16歳当時の自己紹介でも、生物や雑学が好きなことを自分の特徴として挙げています。
母の影響で小説を読み、小学5年で『キケン』に夢中になる
家の中でもう一つ夢中になっていたのが読書でした。
母親の影響で小学生のころから小説を読むようになり、なかでも有川浩さんの作品を好んで読んでいました。
小学5年生のときに手に取ったのが、有川浩さんの小説『キケン』です。
この一冊が、小説へ本格的にのめり込むきっかけになりました。
その後は有川浩さんの「自衛隊三部作」も読むなど、読書は一時的な趣味ではなく続いていきます。
「母親の影響で小学生の頃から小説が大好きです。」
GetNavi web掲載インタビュー
小学生だったこのころには、後に自分が人気ミステリーの実写化で主演を務めることになるとは、まだ想像する段階ではありませんでした。
4歳上の兄を追って小学1年から6年間続けた空手
奥智哉さんには4歳上の兄がいます。
兄が先に空手を習っており、その姿をきっかけに自分も始めました。
始めたのは小学1年生で、小学校を卒業する6年生まで続けています。
小学校時代の6年間を通して続けた空手は、のちに俳優としてアクションを演じる場面でも実際に使われました。
『仮面ライダーリバイス』第19話では、牛島光が稽古をしながら会話へ聞き耳を立てる場面で、小学生時代に行っていた空手の動きを取り入れています。
「小学1年から6年まで6年間やっていました。」
CINEMAS+
兄から受けた影響は空手だけではありませんでした。
幼いころには『仮面ライダーディケイド』『仮面ライダーW』『仮面ライダーオーズ/OOO』などを見ており、4歳上の兄の影響で、さらに以前の『仮面ライダー電王』も記憶に残っていたと話しています。
家族でキャンプや釣りへ出かけた思い出
家族との時間については、高校1年生だった16歳のインタビューでも具体的に話しています。
休日は映画館や自宅で映画を見ることが多かった一方、外出しやすかったころには家族でキャンプや釣りにも出かけていました。
生き物に興味を持ち、家族と自然の中へ出かける時間もあった小学生時代を経て、卒業が近づいたころ、父親との会話から思いがけない方向へ話が動きます。
家族情報
公開情報で確認できている家族について、続柄・職業・補足・出典を整理しています。
| 父 |
本人の将来の夢を聞き、現在の事務所へ履歴書を送った。氏名など非公表情報は登録しない。 |
信頼できる媒体 出典を見る |
|---|
小学6年生で人生が動く|父が事務所へ履歴書を送った
俳優を目指す大きなオーディションを自分で探していたわけではありません。
始まりは、小学6年生のときに父親から将来について聞かれたことでした。
『るろうに剣心』を見ながら父に漏らした何気ない一言
父親から「将来何になりたい?」と聞かれたとき、テレビには映画『るろうに剣心』のプロモーション映像が流れていました。
主演は、同じアミューズに所属する佐藤健さんです。
その映像を見ながら、奥智哉さんは自分にも芸能界で仕事ができるだろうかと、冗談半分で父親へ話しました。
「僕も芸能界でお仕事できるかな?」
Amuse+「アミュモバ★Pick up!!」
冗談半分の話を父が真に受け、アミューズへの応募につながる
家で交わしたその会話は、そこで終わりませんでした。
父親が実際に、現在所属しているアミューズへ履歴書を送りました。
本人にとっては冗談半分だった言葉が、父親の行動によって現実の応募へ変わったことになります。
中学1年で活動を始めても、すぐ俳優に夢中にはならなかった
事務所へ入ったのは中学1年生ごろでした。
ただ、所属が決まった時点で「俳優になる」と一直線に走り始めたわけではなかったようです。
本人は後年、中学1年生の入りたてのころについて、芝居の楽しさをまだよく分かっていなかったと話しています。
「ちょっとだらだらした時期でした」
RanRanEntertainment
芸能事務所に所属するという出来事と、俳優を自分の仕事として感じる時期には少し間がありました。
奥智哉さんは2004年7月18日、神奈川県生まれです。
物心がついたころから生き物が好きで、図鑑を眺めるのが好きな子どもでした。
中学校の具体的な校名は公表されていません。
2020年に『FOLLOWERS』でデビューしたあと、高校へ進学しました。
学校外では、昔からの映画好きが続いていました。
小学校6年生の終わりごろ、父から将来の夢を聞かれた際に俳優への興味を口にし、父が現在の事務所へ履歴書を送ったことが芸能界入りのきっかけになった。
ORICON NEWS|『リバイス』“牛島家”奥智哉、謎の組織ウィークエンドの一員に驚き奥智哉の中学時代|『FOLLOWERS』で初めて俳優を仕事として意識
中学校の具体的な校名は公表されていません。
一方、本人のインタビューからは、中学1年生から3年生にかけて芝居への向き合い方が変わっていったことが分かっています。
中学3年で初めて立った本格的な撮影現場
大きな変化が起きたのは中学3年生のころです。
出演したのは、蜷川実花監督によるNetflixドラマ『FOLLOWERS』でした。
アミューズの公式プロフィールでは、この作品が2020年の俳優デビュー作として記載されています。
小学6年生で父親が事務所へ応募してから、実際に俳優として作品へ出演するまでには数年が経っていました。
モニターと大勢のスタッフを前に感じた驚きと不安
『FOLLOWERS』は、本格的な撮影現場を経験する最初の機会になりました。
現場には大勢のスタッフがおり、モニターを囲んで撮影が進んでいます。
それまで外から見ていた映像作品の中へ、自分が出演者として入ったことで、初めて仕事の規模を実感しました。
事務所へ入った瞬間ではなく、実際の撮影現場へ立ったところで「出演する側」の感覚が追いついてきました。
芝居が「楽しい」に変わり始めた中学3年生
初現場を経験した中学3年生ごろから、芝居への感覚も変わっていきました。
中学1年生では楽しさを理解できていなかったものの、本人は中学3年生あたりから芝居をしていて楽しいと思うようになったと話しています。
父親が応募したことから始まった芸能活動が、このころから本人自身の興味と重なっていきます。
奥智哉の高校時代|学校生活と俳優活動が同時に進み始める
2020年に『FOLLOWERS』でデビューしたあと、高校へ進学しました。
高校名は本人や所属事務所から公表されていませんが、高校生だった当時のインタビューには教室での様子や休日の過ごし方がいくつも残っています。
クラスメートに手作りキャラメルを配っていた16歳
高校1年生だった16歳のころ、マイブームとして挙げていたのがお菓子作りでした。
きっかけはハロウィーンの時期に、学校の女子生徒がクッキーなどを作っているのを見たことでした。
自分でも作ってみようと考え、挑戦したのがキャラメルです。
できあがったものは学校へ持って行き、クラスメートに配りました。
評判がよく、もう一度欲しいと頼まれることもあったと話しています。
休日は映画館へ|生物や雑学も好きだった高校1年生
学校外では、昔からの映画好きが続いていました。
高校1年生のころは休日について、家か映画館で映画を見ていると自己紹介しています。
ジャンルはラブコメ、コメディー、サスペンスなど幅広く、『花束みたいな恋をした』を映画館で見たことも話していました。
同時期には生物や雑学への興味も続いており、俳優の仕事だけで毎日が埋まっていたわけではありません。
『青のSP』から『仮面ライダーリバイス』へ出演が続く
高校1年生の2021年1月には、藤原竜也さん主演の『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』で地上波連続ドラマへ出演しました。
続いて2021年9月からは『仮面ライダーリバイス』に牛島光役でレギュラー出演します。
番組公式が出演を発表した時点では現役高校2年生で、レギュラー陣の中でも最年少でした。
子どものころ兄の影響でも見ていた仮面ライダーシリーズへ、今度は出演者として加わることになります。
幼い頃に見ていた仮面ライダーへ17歳で変身
『仮面ライダーリバイス』への出演が決まった当初から、牛島光が仮面ライダーになると知っていたわけではありませんでした。
物語が進んだ2022年5月、第35話で牛島光が仮面ライダーオーバーデモンズへ変身します。
小学1年生から空手を続け、幼いころには兄の影響で仮面ライダーを見ていた少年が、17歳で自分も仮面ライダーへ変身しました。
空手経験については、戦う場面で相手と向き合ったときの緊張感にも生かせるのではないかと本人が話しています。
2023年に高校を卒業|大学進学は公表されていない
『仮面ライダーリバイス』が終了したあとの2023年春、高校を卒業しました。
卒業時にはJUNON公式からも高校卒業を祝う動画が公開されています。
一方、アミューズの公式プロフィールには大学や大学名についての記載はなく、本人から進学先を公表した情報も出ていません。
高校卒業前後には『大奥』『ラストマン―全盲の捜査官―』『みなと商事コインランドリー2』などへの出演が続き、仕事の幅が広がっていきました。
高校卒業後、昔の経験が俳優の仕事へ重なっていく
20歳を迎える前後には、主演として作品の中心へ立つ機会も増えていきます。
ここで、小学生のころから続いていた読書や空手が、別の形で仕事の中へ入ってきました。
小学生からの読書好きが『十角館の殺人』主演へ重なる
2024年、Huluオリジナルドラマ『十角館の殺人』で江南孝明を演じました。
アミューズの公式プロフィールでは、この作品がドラマ初主演とされています。
母親の影響で小学生から小説を読み続けてきた奥智哉さんが、19歳で本格ミステリー作品の主演を務めました。
原作は綾辻行人さんの代表作で、奥智哉さん自身にとって『十角館の殺人』は初めて読んだ本格ミステリーだったといいます。
小学生のころに『キケン』をきっかけとして小説へ入り、さまざまなミステリーを読むようになったあと、自分が江南として館シリーズの世界へ入ることになりました。
6年間の空手経験と向き合った時代劇の殺陣
同じ2024年には、前田拳太郎さんと『君とゆきて咲く~新選組青春録~』でW主演を務めました。
奥智哉さんが演じたのは、父の敵を追って壬生浪士組へ入る深草丘十郎です。
撮影では本格的な殺陣に取り組みましたが、ここで小学生時代の空手経験がそのまま有利に働いたわけではありませんでした。
空手や映像アクションでは相手へ実際に攻撃を当てないよう無意識に加減してしまい、その癖によって映像上で力強く見えないことがあったといいます。
「映像で見た際に力強く見えないということがありました。」
TVガイドWeb
殺陣の稽古と撮影を重ねる中で、その癖を修正していきました。
16歳から知る前田拳太郎が感じた奥智哉の変化
『君とゆきて咲く』でW主演を務めた前田拳太郎さんとは、『仮面ライダーリバイス』以来の共演でした。
前田さんが最初に共演したころ、奥智哉さんはまだ16〜17歳の高校生でした。
再び長期間撮影をともにした前田さんは、『リバイス』当時には「おとなしい好青年」という印象を持っていたものの、『君とゆきて咲く』では、ふざけることや楽しいことが好きな一面も知ったと話しています。
高校時代から同じ現場にいた共演者の目にも、仕事を重ねた数年間で見える姿が変わっていました。
初主演から現在へ|作品ごとに役の幅を広げる奥智哉
『十角館の殺人』と『君とゆきて咲く』で主演を経験した2024年に20歳を迎え、9月にはファースト写真集『OKKUN』も発売しました。
その後も、高校時代までとは違う役柄や作品規模の仕事が続いています。
2024年『十角館の殺人』でドラマ初主演
『十角館の殺人』では、映像化が難しいとされてきた綾辻行人さんのミステリーに挑みました。
2020年の『FOLLOWERS』で俳優デビューしてから約4年で、ドラマ初主演まで進んだことになります。
その江南孝明役は一作だけでは終わりませんでした。
2026年2月から3月には、館シリーズ実写化第2弾『時計館の殺人』がHuluで配信され、青木崇高さんとともに続投しています。
『時計館の殺人』では江南がオカルト雑誌の新米編集者となり、再び中村青司が設計した館の謎へ入っていきました。
大河ドラマ『べらぼう』などへ進んだ20代前半
2025年にはNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』にも出演しました。
十代では現代劇や特撮、高校生役を経験し、20歳前後になると時代劇、ミステリー、大河ドラマと出演ジャンルも広がっています。
ただ、現在の出演作をたどったときにも、昔から続いているものが時折顔を出します。
読書は『十角館の殺人』へ、空手は『仮面ライダーリバイス』や『君とゆきて咲く』のアクションへ入り込みました。
映画好きが重なる2026年『君は夏のなか』
2026年7月からは、テレビ東京のドラマNEXT『君は夏のなか』で杢代和人さんとW主演を務めています。
演じる戸田渉は、映画が好きな高校2年生です。
奥智哉さん自身も、高校1年生のころから休日に映画館へ通うほど映画を見ていました。
小学6年生で『るろうに剣心』の映像を見たことから始まった俳優への道で、22歳になった現在は「映画好きの高校生」を主演として演じています。
2026年8月19日現在、『君は夏のなか』は放送中で、テレビ東京公式では同日深夜に第8話が放送される予定です。
生き物や本が好きで、兄を追って空手へ通っていた小学生のころ、俳優という進路はまだ日常の中心にはありませんでした。
小学6年生の父親との会話から事務所応募へ進み、中学3年生の『FOLLOWERS』で初めて撮影現場を経験したあと、高校生活と並行しながら出演作を重ねていきます。
そのころから続く読書、空手、映画への興味も残ったまま、奥智哉さんは主演を務める20代の俳優生活へ進んでいます。
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